Exchange 証券取引所で Traded 取引される Fund 投資信託の略称で、まるで株式のように、証券取引所に上場して売買されています。上場投資信託とも言います。
ETFの3つのポイント
- リアルタイムで取引できる
- 手数料の安さ
- 多種多様な投資対象
東京証券取引所では166のETFが上場されています。株式は取引所で毎日9時から15時まで価格が動き、その間に買い注文を出して買い、売り注文を出して売ります。通常の投資信託なら販売会社を通じて買付と解約を行いますが、ETFは株式のように証券取引所の中で「買い」「売り」といった形で取引されています。
ETFは投資信託の購入時手数料ではなく、販売会社の株式の売買手数料が適用されます。運用管理費用はインデックス型と同じように少なく、通常の投資信託より安くなっています。信託財産保留額は必要ありませんが、売却時も売買手数料が必要です。
ETFは東証上場の物だけでも、日経平均運動型、TOPIX連動型をはじめ、小型株、17業種別、中国関連株や高配当株のようなテーマ別の物があります。ほかにも、REIT、海外株式指数、金、銀、プラチナ、原油の商品指数など様々な種類があるので興味と投資目的に合わせて選べます。また、販売会社によっては海外で上場するETFも扱っています。
手軽でコストの安いETFですが、証券取引所でリアルタイムに売買できるのが平日9時から15時なので日中、仕事がある人は取引しにくいという株式と同じデメリットがあります。また、アクティブ型はないので利益を積極的に取りたい人には向いていないでしょう。
ETFのここが良い
- 手数料が安い
- 価格がすぐ分かる
- 注文価格を指定できる
- 販売会社を選ぶ必要がない
ETFは取引時間中に価格が出て、売買や保有に必要なコストも安い。また、ETFは株式と同じように取引されていて、買ったその日に売ることもできます。例えば、その日の日経平均株価が上昇すると読んで朝9時に連動型のETFを買い、15時前に売って利益を確定することも可能です。