フルインベストメント方針とは

フルインベストメント方針の概要と採用される理由

フルインベストオープン型の投資信託は投資信託委託会社にとって途中からの資金流入というメリットがありますが、逆に運用中に於いての解約での資金流出のデメリットがあります。

資金流出は運用益がマイナスの時だけではなく、運用益がプラスの時も利益確定の資金流出が起こります。そして、ベンチマークとして使われている株式指標に比べて上昇率が低いという理由でも解約による資金流出が有り得ます。そのため、投資信託委託会社はオープン型の投資信託はフルインベスト方針で運用するようにしています。

フルインベストとはフルは英語で全部といい、インベストは投資ですから資金を全部投資するという意味です。さすがに解約に備えて現金を用意する必要があるので、少しは現金で持つようにしていますが、それでも組み入れ比率は高いです。

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なぜフルインベストまで比率を高めるのかというと、ベンチマークとなる株式指標自体が株100%のフルインベストのため、投資信託自体もフルインベストにしなければ上昇率で株式指標に差が付くいてしまうためです。

メリット、デメリットなど

そういうわけで投資信託委託会社は、フルインベスト方針でフルインベストに近い状態で運用をしていますが、フルインベストのデメリットとして銘柄入れ替えがやりにくいという面があります。

現金比率が高ければそのまま買い付けが出来ますが、フルインベストだと保有分を売らないと解約に備えての現金が不足して、解約に応じられなくなってしまいます。そして組み入れ比率が高ければ下げに転じたときは下げ幅も大きくなりますし、解約に備えての現金化で損失が拡大する恐れがあります。

フルインベスト方針はデメリットが大きく、そうでない投資信託に比べると運用成績が極端にぶれる場合があります。しかし、上昇傾向にある際はその組み入れ比率ゆえに純資産の増加率も高まります。上昇時には少しでも好成績の投資信託をとの個人投資家達のニーズがある為に投資信託委託会社は、率先してフルインベスト方針で運用される投資信託の販売をします。

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