投資信託の購入の仕方には一括投資と積立投資の2パターンあります。
どちらの方法で購入した方がお得なのか悩まれている方も多いではないでしょうか。
2つの購入方法の違い、メリット・デメリットを見てみましょう。
一括投資と積立投資とは
一括投資とは、一度にまとまったお金で購入する手法です。一度購入してしまえば、運用成績をチェックする以外、基本的に手を加えることはありません。
積立投資とは、何回かに分けて購入する手法です。継続的に追加購入する場合も積立投資に含まれます。一括投資とは異なり、基準価額の変動具合や1回の購入口数を検討する必要があります。
一括投資のメリット・デメリット
一括投資のメリット
- タイミング良く購入すると大きなキャピタルゲインが得られる
- 購入後の手間が少ない
一括投資ではまとめて購入するため、基準価額が安いときに買えた場合、その後の基準価額高騰によるキャピタルゲイン(基準価額の売却価格の差による利益)を得られる可能性が高くなります。
一括投資のデメリット
- 高値買いによる損失リスク
メリットの逆を言えば、基準価額が高いときに購入した場合は、その後の基準価額下落により損失を受ける可能性もあります。
そのため、購入のタイミングを判断できない投資初心者の方にはあまりオススメはできません。
積立投資のメリット・デメリット
積立投資のメリット
- 購入する基準価額が安定する
積立投資では回数を分けて購入するため、購入する基準価額は高いときもあれば低くなるときもあります。結果的に、より全体の平均に近い基準価額で購入することができるのです。
⇒ドルコスト平均法で平均取得単価を安定させる
積立投資のデメリット
- 手間がかかる
購入する回数が複数になるということは、それだけ手続きの手間がかかります。
ですが、この手間に関しては、ネット証券で提供している毎月定額積立の制度を利用することで、自動で行えるようになります。