純資産総額と基準価額の関係

純資産総額と基準価額の関係

投資信託の仕組みを考える時に、巨大なお金のタンクをイメージすると分かりやすいかもしれません。運用に成功したり、新規の買い付けがあれば利益が入ってきますが、失敗したら損失分のお金が失われます。また、手数料などの費用や、決算の度に分配金も出ていきます。そのタンクの中のお金のすべての分量を「純資産」といいます。

純資産をトータルの口数(純益権総数)で割ったものが基準価格で、それが投資信託の価格として買い付けや解約の際に使われています。ちなみに投資信託の単位は1万口=1万円です。

基準価額の変動

基準価格を大きく変えるのは運用の成果です。運用が成功すれば、純資産と共に基準価格は上昇し、失敗した時は基準価格が下落してしまいます。

対して、「総口数」が増減するのは買付や解約です。買付で買付金が加わって純資産が増え、解約で解約金が流出して純資産が減りますが、総口数も純資産と比例して増減するので、基準価格は変化しません。

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分配金が出ると基準価格が減ります。その分配金を引き出すと純資産は減りますが総口数は変わりません。一方、分配金を再投資した場合、純資産は変わりませんが総口数は増加しますので覚えておきましょう。

また、投資信託には運用する機関が「無期限」のものと、3年、5年など「期限」がついたものがあります。期限が来たら、純資産を口数に応じて投資家全員に分配して清算します。これを「償還」といいます。

価格の動きは1日1回

投資信託は基本、毎日買付の申し込みを行うことができます。その買付価格は、投資内容が国内か海外かによって算出されるタイミングが変わります。国内に投資する投資信託の場合は、申し込み当日の基準価格、海外に投資する投資信託の場合は申し込み翌日の基準価格になることが多いのですが、例外もあるので買付の前に必ずパンフレットを確認してください。

基準価格は、証券取引所でその日の債券・株式の取引の終わる15時から夜にかけて算出するので申し込みの時点では確定していません。

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