流動性リスクとは

流動性リスクとは

お金の循環不動産投資をする人は、保有する不動産にすぐ買い手が付かないことを考慮したうえで不動産を購入します。この、購入してもすぐに売れないまたは売ることが出来ないことを流動性リスクといいます。

株式投資をする人は全くと言っていいほど流動リスクを考えません。市場が開けば買い手が気配値を出してその値段で買い取ってくれると思っているためです。

しかし、そのような状態でも流動性リスクは存在します。単純に買い手が少なくて、少ない買い手が時価よりも低い値段で気配値を出している場合は、時価よりも低い値段で売ることになるリスクがあります。商い(ボラティリティ)が少ない銘柄になるとどうしても安く売らざるを得ない流動性リスクが出てきます。

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振興国投資のジレンマ

新興国市場の株式に投資をする投資信託などは、流動性リスクを避ける為に出来高が少ない銘柄に投資をせず、出来高の多い企業の株式に投資をすることがあります。その結果、新興国に投資をするメリットを見いだせない状態になったりします。そして、新興国の政情が不安定になり、市場そのものが閉鎖になって株式を売買出来なくなるのも流動性リスクとして考えられています。

国内でもETFの出来高が乏しくて売買が成立しない銘柄も存在し、東京市場だから流動性リスクが無いとも言い切れない状態なのです。

流動性リスク回避の方法

機関投資家などの大口の資金を扱うクラスになると、一般人にとって売買が成立するレベルでも流動性リスクがあります。機関投資家レベルの資金で小型株を売却すると買い手が不足してかなり安く売ることになります。そのため、機関投資家達は小型株を売買しない、または売買しても少額にして流動性リスクを回避します。そして、大型株にも流動性リスクが存在する為、自身のポートフォリオの調整には現物の売買を減らして株価指数先物で調整をしたりしています。

国内生保などは、証券会社に直接売りつけて流動性リスクを回避したりしています。それだけ日本の機関投資家には東京市場でも流動性リスクの有る市場として、リスク回避のトレードに力を入れざるを得ないということです。

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