トップダウン・アプローチとボトムアップ・アプローチとは

トップダウン・アプローチとボトムアップ・アプローチって?

投資を始める時に最初に考えるのが投資先の選択です。投資の世界では各資産の組み合わせのことをポートフォリオといい、「ポートフォリオを組む」ということは、どこの投資信託を購入するか、株はどの銘柄で何株買うかなどの検討をするという意味です。
もともとの語源は、紙ばさみや書類入れという意味で、欧米では紙ばさみに資産の明細書を保管していたことが言葉の由来となっています。

運用会社でも投資信託商品を作るためにポートフォリオを組んでから考えますが、その内容次第で運用成績の大部分が決まると言っても過言ではありません。ポートフォリオを組む際に採られるアプローチの仕方には2種類あり、それをトップダウン・アプローチとボトムアップ・アプローチといいます。

トップダウン・アプローチとは

トップダウンとは、情報や知識の順序づけの方法論の一つであり、先に中心や頂点、全体の大枠や方針などを決め、末端や底辺に向かって広めたり、細部を具体化していく方式のことをいい、様々な分野で使われている用語です。

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投資信託で使われるトップダウン・アプローチとは、個別の銘柄を選ぶ時に、まず、全体的な視点から経済や市場の動向などを分析し、どのような国や地域の資産に配分するかを決定し、その後、資産配分や業種別の配分を決め、、その業種の中で最終的に個々の銘柄を選別する方法です。マクロな視点から入って、順にミクロな視点に移っていくことから、この名称がつけられています。

ボトムアップ・アプローチとは

それとは逆に、マクロ的な視点は重視せず、個別具体的な銘柄のファンダメンタルズ分析(企業の財務、経営状況や成長性を分析し、投資の妥当性を分析すること)などをもとに、投資する銘柄を一つずつ積み上げてポートフォリオを構築する方法をボトムアップ・アプローチといいます。国や地域への投資比率や業種ごとの比率は、各企業の投資価値を見極めた後に決まっていくのが特徴です。

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