元本割れした際の対処

投資を行ったことがある人なら誰でも1度は経験するであろう元本割れ、安定感の高い投資信託といえど元本割れは珍しいことではありません。投資信託の基準価額は毎日変動しており、常に元本割れのリスクを抱えているからです。では、実際に元本割れを起こしてしまったときはどう対処すればいいのでしょうか。

分配金とトータルリターン

まず考えてほしいことは、現在の基準価額だけを見るのではなく、今までの分配金を含めたトータルリターンで収益がどうなっているのかです。『基準価額の値下がり損』<『現在までの分配金の合計』であれば、そのまま継続する価値は十分あると言えます。とはいえ、何らかの原因で基準価額が急激に下がってしまった場合は、とても不安になると思います。ですが、以下の例をご覧ください。

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ワールドリートオープン チャート

不動産投資信託で有名な『ワールド・リート・オープン』という銘柄の過去のチャートを載せてみました。2008年に起きたリーマン・ショックの際、基準価額が一気に落ち込んでるのが見てとれると思います。ところが、それから約4年後の分配金込みの基準価額はどうでしょうか。あれだけ基準価額が下がり元本割れが大量に発生したであろう銘柄でも、プラスに転じています。このように分配金の利率が高い銘柄だと、基準価額の下落が起きても後にカバー出来る可能性が高まります。

このように、分配金を考慮すれば元本割れを起こしても収益がプラスになる銘柄はたくさんあります。ですから、ただ元本割れしたからすぐに解約するのではなくて、分配金も考慮する必要があると言えます。現時点で損をしているからといって焦るのではなく、将来へ向けた収益性も考慮しましょう。

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