一括投資は一度にまとまったお金を投資するため、数字に基づいた根拠や正しい判断が重要になります。
では、その基準となるものは何でしょうか。
全体平均の基準価額以下で買えば儲かる
一括投資を行う目的は、積立投資のような平均的な儲け以上の成績を出したいからですよね。
その前提を踏まえて、平均を超えるということをシンプルに捉えると基準が見えてきます。
それが、全体平均の基準価額以下で購入する、です。
全体の平均を計算する
平均的な成績を超えるためには、まず平均を知る必要があります。方法は単純で、過去の基準価額を1ヶ月単位で全て洗い出し、その平均を計算するのです。
過去の基準価額は以下のサイトで調べることが可能です。
調べたいファンドを検索してもらい、チャートの上にマウスオーバーすると以下の画像のように、各期間の基準価額を調べることができます。
この作業が手間と感じる方も多いと思いますが、避けては通れない道なので耐えましょう。
投資は資金を投入した後より、準備段階の方が何倍も重要です。しっかり調査するかどうかでその後が決まってしまうと言っても過言ではなく、購入の時点で儲かるかどうか勝負が決まります。
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現在の基準価額が平均より安ければ購入を検討する
今までの平均を出した後、現在の基準価額が平均より安ければ購入を検討します。
キャピタルゲインで儲けるためには安く買って高く売るが大原則です。それを知っていてもなかなか実行できる人は多くありません。
お買い得だと判断したならば、思い切って購入するようにしましょう。
注意が必要なパターン
ただ、基準価額が安いからと言ってなりふり構わず買っていいというわけではありません。注意しなければいけないパターンが2つあります。
- 運用期間が短い場合
運用期間が1年未満など極端に新しいファンドの場合は、過去の実績が少ないためあまり参考になりません。初心者の方が判断するには、最低でも5年は運用実績のあるファンドから選ぶようにしましょう。
- 純資産総額が極端に少ない場合
純資産総額が極端に少ない場合は、繰上償還のリスクがあるため避けるようにします。各ファンドの運用書には繰上償還の条件が記載されていますので、必ずチェックする習慣を付けましょう。