ネット証券ってどうやって成り立ってる?倒産しない?
ネット証券は、店頭証券に比べると資本が少なくても開業出来る利点があります。しかし、店頭証券よりも資本が少ない分倒産のリスクが高いということになります。ただそれは誤解でして、ネット証券は店舗を持たない分営業コストを安く抑えることが出来ます。そのため、営業経費が少ない分ネット証券の方が倒産リスクが低いです。
そういっても、顧客が居て手数料などの収益があって経営が成り立つわけですから、いくら営業経費が少なくても収益が少なければ、倒産のリスクが高くなることは確かです。しかし、その心配もご無用で、日経平均が八千円を割り込んだ時でさえ倒産しないで残った経緯を考慮すると、今後の市場なら尚更倒産のリスクは無いと考えられます。
ネット証券の経営状態はオープン
そして、証券会社は自己資本規制比率を3ヶ月ごとに公表しなければならないとなっていて、その数字を見ればネット証券の経営状態を知ることが出来ます。さらに、既定の比率を割ると金融庁に届け出をしなければならないと金融商品取引法で定められていて、状態がひどくなれば業務停止などの行政処分が下されますから、倒産する前に危険な状態かを分かるようになっています。
万が一倒産したらどうなる?
また実際にネット証券が倒産になっても、分別管理といってネット証券の資産と顧客からの預かり資産は分別して管理されていますから、ネット証券が倒産しても資産は保護されます。分別管理もネット証券内で行われるのではなく顧客資産だけは信託銀行が管理することになっていて、確実な分別がされるようになっています。
この分別管理は金融庁の指導の下、すべての証券会社が分別管理を行っていますから、ネット証券も例外ではなくどのネット証券を利用しても分別管理で資産が保護されますから、安心してネット証券で口座を開くことが出来ます。