ネット証券の口座開設にあたり審査基準はどれくらい厳しいかといえば、普通の人には心配することは無いレベルです。
FXみたいに最初から証拠金取引をするわけではなく、現物取引だけですから主婦でも老人でも開設には問題ないです。ただし、未成年は親の同意が必要と別の審査基準が適用されます。
審査をする目的は、別人に成り済ましての口座開設を防ぐことと、反社会的勢力の人達に協力をしない為と、警視庁から指名手配を受けている犯罪者に逃亡資金等を提供することにならないように、それらが口座開設をすることを阻止する為に審査を行っています。そのため、本人確認書類に不備が無い限り、簡単に口座開設が出来ます。
とは言うものの、口座開設後に信用取引口座を開設する時は、投資経験年数や金融資産の保有額など審査して開設を認めるか認めないかを判断します。ネット証券も証拠金がマイナスになる前に強制ロスカットで清算しますから、ネット証券自体が負債を抱えるようなことにはならないようにはなっています。
ですが、投資に失敗して資産を大部分失うことが社会的問題になって、証券業界が自主的に規制を強化しています。そのため、女性や老人の方は信用取引が出来ない場合があり、ネット証券によっても違いますが必ずしも信用取引口座開設が出来るとは限りません。
法人口座の場合は、開設を申し込んできた法人が法人格を持っているかなど必要書類を要求して、法人が実在するかを審査します。そして、経営状態が悪い場合は開設をお断りします。
法人口座の場合、口座を提供すると悪質なことに利用されたり、損害賠償を請求されたりとの個人よりもいろいろネット証券にとってリスクが多い為、法人口座は個人よりも審査基準が厳しくなっています。
また、特定口座も法人の場合は認められませんので、確定申告も法人側でする必要が有ります。